命を燃やすためのブログ

人生に対峙する日々の記録。

平成の金融シーンを擬似体験。『ハゲタカ』にはまり中

最近は『ハゲタカ』の小説が面白くて、とにかく夢中。

今回読んだのはシリーズ最初の上下巻です。

 

ハゲタカは企業買収の物語。なぜこんなに面白いんだろうと考えると、企業買収という「バトル」と、その中にある人間ドラマだろうなと思いました。

 

企業買収では買われる会社と、買う側の会社やファンドがいるわけで、両者間の戦いもあれば、買う側の中で会社やライバルのファンドも争っている。

買われる会社側も、買われかけるという緊急事態になると中でもめますよね…分裂したり感情的になったりなんやかんや。

 

そんな中で、誰が勝つか、どう出し抜くか、どう勝つかというハラハラが面白すぎる〜。

まぁ結局最後には、主人公の鷲津が鮮やかに勝つんですけどね…!

 

時代背景も興味深いです。

舞台は主に1990年代ですが、この時代の日本の金融シーンは、バブル崩壊して銀行再編しまくって、大きい銀行や証券会社もつぶれて、バブル期に調子に乗って(?)ゴルフ場を建設した地方企業がその負担にあえいだりなど大揺れ。

 

経済がダイナミックに動いていたんだろうなぁ。私は1988年生まれで、このときまだ幼かったのでリアルな時代の空気が分からず、どんな感じだったのだろうとすごく興味がわいています。

 

ちなみに銀行再編ってどこがどう統合したのかなと思い調べたら、想像以上の入り組み方でした。中の人達大変だったろうな。。

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引用:

 

そんなわけではまっており、ハゲタカⅡも絶賛読み進め中です。